なぜ「宅建アソシエイト」という事業を始めることになったのですか?
- 「宅建アソシエイト」は、平成28年の宅地建物取引業法の改正で、「事業者団体は宅地建物取引業に従事する方に対して、体系的な教育研修を実施するよう努めなければならない」と定められたことを受け、不動産流通推進センター(以下、推進センター)が、事業者団体と連携し、初任従業者教育から始まる教育プロセスを実現するために行うこととなった事業です。
どういう事業(資格)ですか?
- 「宅建アソシエイト」は、主として宅地建物取引士資格未取得の従業者を対象に、各事業者団体の「初任者研修(第1ステップ)」を修了し、宅建業法に基づく「登録講習(第2ステップ)」を受講し、さらに推進センターが行う、「実務知識と対応力の学習(第3ステップ)」と、「宅建取引実務の中から見えてくるコンプライアンスの徹底学習(第4ステップ)」を修了した場合に、宅地建物取引業の従業者として十分な資質、能力を有するとして認定する資格です。
受講対象者は誰ですか?
- 宅地建物取引業従業者で、主として宅地建物取引士資格を未取得の方を対象としております。 既に宅地建物取引士資格取得されている方もご受講頂けます。ただしステップの免除はありませんので。第1ステップから第4ステップまでご受講頂く必要がございます。
どの団体に申し込めばよいのでしょうか。
- 宅建アソシエイト事業に参加する下記の事業者団体の中から勤務先の所属する団体にお問い合わせください。
- ・ (一社)全国住宅産業協会(以下「全住協」)
- ・ (公社)全国宅地建物取引業協会連合会(以下「全宅連」)
- ・ (一社)不動産協会(以下「不動協」)
- ・ (一社)不動産流通経営協会(以下「FRK」)
- ※所属する団体が上記4団体に該当しない場合は、お申込みいただくことはできません。
- 但し、第1ステップで不動産キャリアパーソン講座を受講された方は、全宅連の協会員ではなくても宅建アソシエイトの申込みを受け付けいたします。
受講する各ステップと申込方法について詳しく知りたい。
- 第1ステップの「初任従業者研修」は業界団体ごとに異なる研修を実施しています。
- 【全住協・FRK】は、①各団体が実施する集合研修(都度受付のため、実施日は各団体にご確認ください)を受講するか、②推進センターの不動産基礎研修インターネット通信講座(通年受付)を受講してください。
- 【不動協】は、②推進センターの不動産基礎研修インターネット通信講座(通年受付)を受講してください。
- 【全宅連】は、③不動産キャリアパーソン(通年受付)を受講してください。
- 「宅建アソシエイト」の認定を受けるためには、第1ステップにおいて①②③いずれかの研修を受講、修了し、修了証を提示することが必要です。
第2ステップの「登録講習」は宅地建物取引業法第16条第3項に基づく登録講習機関が実施する講習で、宅地建物取引業従業者が、この課程を修了することによって宅地建物取引士試験の一部を免除されるものです。国土交通省のHPに掲載の登録講習機関にお申込みください。
「宅建アソシエイト」の認定をうけるためには、前々年以降に登録講習を受講のうえ、修了し、その修了証を提示することが必要です。
ただし、各団体が相応の能力、資質があると認める者については登録講習の受講を不要とする場合があります。詳細は各申込団体へお問い合わせください。
第3ステップ・第4ステップは、推進センターが実施するEラーニングです。受講には、インターネット環境のパソコン、タブレット等が必要です。第1ステップを受講した団体が受け付けをいたしますので、前述の第1ステップと第2ステップの修了証を添えてお申込みください。
宅建アソシエイトを取得するための費用はどのくらいかかりますか。
- かかる費用は、下記(A)+(B)+(C)の合計になります。
- 第1ステップ・・・(A)
- 【全住協・FRK】は、各団体が実施している集合研修(受講料は団体にご確認ください)、または推進センターの不動産基礎研修インターネット通信講座(8,000円 税込)を選択のうえ、受講してください。
- 【不動協】は、推進センターの不動産基礎研修インターネット通信講座(8,000円 税込)を受講してください。
- 【全宅連】は、不動産キャリアパーソン(8,000円 税別)を受講してください。
- 第2ステップ・・・(B)
- 「登録講習機関」ごとに受講料が異なりますので各機関にご確認をお願いいたします。
- 第3ステップ+第4ステップ・・・(C)
- 【全住協・不動協・FRK】が申込受付いたします(4,800円 税込)。
- ※ただし、第1ステップで【全宅連】の不動産キャリアパーソンを修了した場合は、第3ステップは免除となります(3,800円 税込)。
第2ステップ「登録講習」はどこに申し込めばよいのでしょうか。
- 実施機関は国土交通省サイト「登録講習の登録講習機関一覧」にてご確認いただけます。
- 実施機関一覧をご確認の上、おし申込みください。
第3ステップ「実務課程」
なぜ全宅連のキャリアパーソンを受講すると第3ステップが免除になるのですか。
- 全宅連のキャリアパーソンのカリキュラムの中に、第3ステップで学ぶべき実務に関する内容が含まれているためです。
宅建士を取得済みですが受講できますか。ステップの受講免除はありますか。
- 受講可能ですが、免除される課程はないので、第1ステップ~第4ステップまで、全課程を受講していただく必要があります。
修了するとどうなるのですか?
- 全ての課程(ステップ)を修了した方を「宅建アソシエイト」に認定いたします。
- 1.認定者には、「宅建アソシエイト認定証(※)(カードタイプ)」をお送りし、認定番号を推進センターのHPに公表します(準備中)。認定証の有効期間は5年間です。
- 認定証には下記の取扱規程があります。
- ①認定証は案内等の接客時は提示すること。
- ②常に携帯し、取引の関係者から請求があったときは提示すること。
- ③他人に貸与し、または譲渡してはならない。
- 2.認定者の「認定番号」のみを有効期限内(5年間)、推進センターのHPに掲載いたします(準備中)。
- 3.認定者は名刺に「宅建アソシエイト」と記載をすることができます。
(※)宅建アソシエイト認定証に印字可能な文字は、UTF-8(拡張領域を除く)に限定されます。ご了承ください。
<使用できない字体例>“吉” の ”士” が ”土” の字体・・・”吉” で表示されます。
認定証(カード)を紛失したらどうなりますか?
- 認定証の再発行はいたしません。紛失、汚損、破損にご注意ください。
認定証(カード)の5年間の期限が切れて、再度認定を受ける場合はどうなりますか?
- 「宅建アソシエイト」資格に更新はありません。有効期限が切れた場合は、再度第1ステップから第4ステップまで受講し、修了をしていただくこととなります。